『ゆとりある使い勝手と
見た目の邸宅感』
2017年四国化成空間デザインコンテスト「住宅エクステリア部門」にて全1,588作品の中から最高賞グランプリを受賞いたしました。
歴史ある環境を保ちながら、洋館な建物に似合う外まわり。基本素材は天然石を用いて構成し、アイアンで重厚感を演出しております。
『クローズでありながら
開放感ある空間』
玄関を中心としたシンメトリーなデザイン。エントランスを中心に、ガーデン、カースペースと3つの顔をもつゾーニング。
英国風建物に合わせ、素材は煉瓦とロートアイアン。大きな空間では細かい事は行わず、全てを大胆に表現しています。
『回遊式うちそとリビング』
ワンちゃんが主役のこのお庭。シンボルツリーをあえてお庭のセンターに配置して、その周りをグルグルまわって楽しみます。それをリビング(うち)から眺めるも良し、またはガーデンベンチ(そと)からその光景を眺めながら、わが家(うち)を眺めるのもまた楽しいかと思います。まさにうちそとリビング空間です。
『自然とお庭に出たくなる。ずっとお庭に居たくなる。』
まさに、屋外にもう一つのリビング空間(アウトドアリビング)をご提案。日差しの強い季節には大型パラソルを広げてお洒落なカフェのテラス席のように。程良い樹木を配する事で見た目だけではなく環境配慮にも一役かっています。
つながる・集う住まいの考え方
お客様からのご要望は「同じ敷地内に2世帯分建物が前後に並ぶので外構で格好良く設えたい」という事と「クローズ外構にしたい」という内容でした。シンプルモダンな建築でしたので、門廻りは濃い茶系の石貼りで重厚感を感じさせながらも重くなりすぎないように設え、木々の一本一本にもこだわった外構としました。入り組むように配置された門壁が、お玄関へつながる木々の間を抜けていくような動線を作っています。
家族の集う庭暮らし
道路と敷地に高低差が60センチ程ある土地のご計画で、限りあるスペースの使い方についてご相談を頂いた事例です。玄関前は階段に沿った背が高く横に広い門柱を計画することで、プライベート空間の確保と、建物のボリューム感とのバランスが調和するように設計しました。門壁だけではなく、アプローチを壁とボリュームのある花壇で挟むことでしっかりと動線を作り、シンボルツリーで建物と外構を調和させています。
シンプルモダンなエクステリアの機能美
自転車スペースの取り方を工夫した事例です。壁の裏には自転車が2台並んでおり、正面は自転車をひっかける黒いバーを取り付けて自転車をあえて見せるようにしています。また、自転車がなくても壁一枚で存在感が出るよう、壁には縁取りを設けて額縁みたいに魅せて、黒いバーですっきりとしたモダンな印象になるように仕上げています。
〇・△・□のデザイン
シンプルな建物形状に外構で遊び心を出すために形で魅せる工夫をしました。△の建物に□形状の門廻り、床面はダイナミックなアールの壁で包み込み、それに合わせたサークル状のタイルテラスを設えました。〇のテラスは□のタイルで構成し、そこに取り付けた△のシェードの日影がテラスに映し出され、〇・△・□が融合した空間が誕生しました。植栽は季節ごとに結実・紅葉・開花を楽しめるように種類にもこだわりシンプルな中にも飽きの来ない工夫を盛り込んだ作品です。
落ち着く空間
「テラスの真向かいにマンションが建っていて、上部からの視線が気になるためテラス空間を利用しづらい」とのお悩みがあったお客様の事例です。圧迫感が出ないよう、屋根の取り付けではなくパーゴラをご提案。梁の太さとバランスで斜め上からの視線を遮り、かつ光は取り入れることで抜けを感じる落ち着いた空間に仕上げました。テラスだけではなく、エントランス部分までパーゴラを延長し、全体のバランスを重要視して設計しました。
アールのパーゴラがあるお庭
既存のお庭が庭木や雑草で生い茂った状態で、お手入れのご相談を頂きました。敷地中央には人が集える長いアールのベンチとパーゴラを設け地域のシンボル的な空間としました。その周りには雑木が立ち並び空間をやさしく包み込んでいます。この安らげる空間は、日常の風景のみならず、社会的な価値を見出すまさにランドスケープデザインとなっています。
ゆとりあるエントランス
お客様からのご要望は「新築のファサードは、多すぎない緑だけどもナチュラルで、上品なイメージに。建物と合わせて屋外空間も提案して欲しい。」という内容でした。
アプローチについて、玄関ホールへの動線を意識したライン取りと引き込んだ門回り設計とし、緑を適度に配植することで、オーナー様の人柄がわかるようなゆとりあるエントランスとしました。また、建物と同素材の仕上材を採用する事で、ウチソトの一体感を演出しております。
繋げる庭
大きな敷地の母屋の建て替えの事例です。同敷地には築10年程の住宅もあり、今回その2つの建物の間へ、家族の気配が感じられるような空間を作りたいとのご希望でした。
庭の計画も外構部分同様に、建物と同素材の仕上材を採用した、存在感のある花壇を配置し、フロアレベルに合わせたウッドデッキで、ウチとソトの一体感を演出しました。
夜のシーンでは、コの字型住宅ならではの明かりの漏れ具合やお庭の照明計画で、昼間とは又少し違った素敵な空間を演出しています。
自然と共に暮らし、育み、楽しむ家
周囲の自然をうまく活用し、最小限の植樹でシンボリックな計画を心がけることで、出来る限り無駄を省き広さを十分に活かした事例です。
外観は建物の存在感と配置を落着かせる意味で、水平ラインを基本にシンプルな計画にし、緑と床の天然石で自然豊かな表情を演出。庭については、地盤を緩やかに上げていく事で建物との段差を減らし、広さとゆったり感を強調させました。
頭の良い子が育つ家
建物は 「頭の良い子が育つ家」 というコンセプトの住宅です。
エクステリアもこれに沿ったコンセプトにすべく、緑を見て学べる、庭のようなエントランスにしました。
周囲の自然に馴染みながら、季節ごとの樹木の変化や育つ過程を観察したり、巣箱とバードバス・バードフィーダーを設置して鳥を呼ぶなど、環境共生型のエクステリアとなっております。ベンチは門柱の裏と玄関前のアクセントとして、優しい雰囲気を演出しています。
『繋がり』
施主様の仕事柄と、ビルダーの性質上から、コラボレーションと言う言葉がぴったりの作品です。お客様やビルダー手配の施工店を繋ぐ役目をエクステリアが担いました。
この度の新築と、奥に建つ離れを繋ぐ、道路の様なアプローチ。あえて歩車を分離する事と、玄関前には緩やかに描く曲線スロープで、その繋がりの役目を担いました。
『育てる庭』
「家庭菜園にガーデニング、お茶もしたいしリビングからの眺めも・・・。」そんなご希望を叶えた事例です。
今まで家から見ていた庭を、最大限活用し、庭を楽しむためのデッキ。日当たりの一番良い場所に、いくつもの仕切りを作ることで、育てる植物を変える事が出来るようにしました。
また室内からの景色を楽しむ為、飾り棚をウッドフェンスに設置することで、庭空間にインテリア的要素をプラス。気分次第で、景色も育てる事が出来る庭となりました。
包み込む
広いお庭とエクステリアのフルリフォームのご依頼を頂きました。
お庭ありきで進んだこの度の計画は、「くつろぐ・眺める・包み込む」というコンセプトです。
ヨーロッパ嗜好のお客様が満足いただけるような全体計画。その顔ともなるファサード面と外周について、「包み込む」イメージを白と黒でシンプルにまとめました。出来るだけ圧迫感なく、上品に、重厚感のある・・・そんな外観で、建物の雰囲気もぐっと良くなったと思います。
くつろぐ・眺める・包み込む
新たにご購入された土地と現在の家を違和感のないバランスで包み込むことで、その中で過ごす日常に「眺める」というランドスケープ的要素を盛り込みました。
広さを感じながらも、もてあます事のない空間創り、既存樹木もうまく取り込むことで、馴染み易い庭空間になりました。
シンプルに、ナチュラルに
出来るだけ素材を少なく、引き算をするイメージで、建物同様、直線を基調としたスッキリとしたデザインとしました。また、樹木によって建物の大きさや無機質感を緩和させ、庭と外を分けるRC壁を境に緑量と樹種を変化させることで、庭をプライベートな空間にしております。
素材はコンクリート・石・緑。杉板を型枠に使用したRC壁と大谷石。樹木は在来種にこだわり選択しました。
引き算のデザイン
農地を転用された、とても広いお敷地での計画です。
いかに素敵に、いかにシンプルに、いかに予算内でまとめるのかを形にした案件です。ギリギリまで無駄を省いた引き算のデザイン。
シンプルなコンクリートが持つ魅力を、うまく表現できたと思います。
狭小地でのエクステリアの可能性
周囲は建売住宅が乱立する中、注文住宅を建てられたお客様からのご依頼でした。
限られたお敷地を最大限活かす工夫としての「たまり」がポイントです。
門柱などを独立させる計画ではなく、建物と一体に考えたエクステリア計画としました。
シンボルツリーのオリーブを前面に。「たまり」にはあえてベンチを造作することで、上品でゆとりのある空間を演出しています。
ゆとりのある空間提案
広い敷地、広い家。素敵な建物を引き立てる門周り、アプローチ空間をシンプルにまとめました。
大きな家の全景が望める外観なので、バランスを取るためにも壁の高さや床の広さの確保は必須です。
直線的なアプローチにはシンプルかつ中が伺える門扉とし、アプローチの距離感を出しました。
床のタイルも大きなものを採用し、壁の高さに負けない広がりを演出しました。
ミコノス島に憧れて
ギリシャに浮かぶミコノス島をコンセプトとした事例で、お客様からのご要望はアウトドアリビングとプールを設けることでした。デザインのポイントは柔らかな空間づくりです。お客様・プール会社様・弊社の間でしっかりとイメージを共有することで、工事もスムーズに進めることができました。
また、無人になる事や自然災害も想定し、基本的に置き型の家具やパラソルなどは避け、全てをコンクリートやアルミの造作とすることで、暴風雨時等に誰かが駆けつけなくても良いような提案としました。
建物を引き立てるオープンエクステリア
車庫スペース最大3台分の確保を条件とした施工事例です。通常のっぺりとしたエクステリアになりがちですが、壁の使い方で歩車をしっかりと分離する事で、乱雑になりがちな導線を確保しました。また、植栽をバランスよく植え込むことで圧迫感を緩和し、立体的な外観としました。
独立したアプローチが、緑を抜ける導線が日々感じる季節感を演出しております。
視覚的にも用途的にも変化させるアプローチガーデン
見た目のこだわりが大前提でありながら、防犯、お母様の将来を見据えたバリアフリー、目隠しを目的とし、植物に囲まれた柔らかな空間づくりをご希望いただいた事例です。
道路際のクローズ防犯ではなく、門扉の位置と見通しの良い計画での防犯をご提案する事で、細長く単調になりがちなアプローチにアクセントを加えると同時に、部外者の侵入を心理的に排除いたしました。門扉の中に入ると、アプローチからガーデンへと視覚的にも用途的にも変化するアプローチガーデンとしております。
「暮らす・育む・集う」集合住宅のエクステリア&ガーデン
お客様からのご要望は、周囲の賃貸住宅との差別化・賃貸では珍しいコの字型の建物の広場をうまく表現すること・建物をトータルに引き立てることの3点でした。
余地~中庭~各戸と言うアプローチで、行政の決まり事である駐輪場や車庫、ゴミ置き場などをどこへ配置するかがポイントとなりました。中庭に出来るだけの植栽を配置できるよう、エントランスに構造物を設けて隠しつつ、ファサードにボリュームと緑を持たせ、全体のバランスをとりました。
「温故知新」和モダンエクステリア
「マンションや建売住宅などの建設により、少しずつ古き良き町並みの面影が失われつつあります。」とお施主様。そんな中耐震性の問題により建替えをご決断され、建築計画と時を同じくご相談を頂きました。
コンセプトは「温故知新」です。残すものを最大限に利用しつつも、現代の生活に適応した機能性、そして街並みに寄与する落ち着いた外観を計画しました。
遮る・繋がる・広がる
今までお使いだったオーニングが壊れ、室内の体感温度の上昇・風が強い日にはお家の中まで音が響くことについてお悩みのお客様からご相談いただいた事例です。
自立型の特注オーニングをご提案。また木製デッキと一体型にする事で、室内から屋外へのアクセスが良くなりました。以前より使い勝手が良くなっただけでなく、日向ぼっこできるデッキスペースはご家族皆様のお気に入り空間となり、インテリア好きの奥様にとっても飾って遊べるショーウィンドウが実現しました。
つなぐ庭
築80年のご実家の建替えに合わせて、北ファサードと南庭をご提案した事例です。
南庭はデッキ、雑木林、テラス、サウナ、家庭菜園などの各空間を大きな円形の園路でつなぎ、既存の庭石、灯篭、既存樹木と新しい石張り床、明り、新植樹木を融合させ、旧庭の思いをつなぐ新しい庭をつくりました。
また、アプローチや土間はライン方向を斜めに振り、広さ、奥行き、方向性を強調し空間のつながりを表現しました。
Eco Renovation
お客様の好みのナチュラル+モダンなエクステリアを演出した、中古住宅のリノベーション事例です。
ファサードはアプローチを東から長めにとり、大判のアイボリー色タイル壁と木調の細横格子パネルを前後に配することで、門扉や階段を見せず高低差を処理しスッキリと見せるようにしております。
また、南の庭はナチュラルガーデンとし、奥様のお好きな植栽を楽しめるよう中に小径とベンチを配しました。
季節の移ろいと陰影を楽しむ庭
リビングのソファに横になってゆったりと眺めたくなるような庭をデザインさせて頂きました。
既存高木(シマトネリコ、ハナミズキ)を際立たせる背景を縦格子と横格子で作り、高木の左右に壁を作り空間の奥行きを演出。その手前に草花や低木を配置し壁をやわらげナチュラルに、また植栽の影を映りこませました。
また、既存タイルテラスを短くして物置を手前にずらすことで、リビングからの眺めを再構築しました。
ElegantWhite & ModernGray
建物の外壁塗装と庭の囲みのリノベーションを一体で提案し、ホワイト+グレー色で塗装、デザインを行いました。
家のインテリアや奥様のお好みから洋風の白い家を、上品でエレガントなホワイト+グレー色で表現。
また、破風、軒天、モールをモダンでエレガントなグレー色を厳選して使いアクセントにしました。
結界
カーポートの設置、自転車の出し入れ改善、オープン過ぎて通りの人が敷地内に入られるなどの相談を受け、「結界」となるフレームをご提案した事例です。
カーポート屋根とフレームの梁を同じ高さにして、水平ラインを際立たせ、カーポートの存在を和らげました。
また、駐輪場は利便性を考え西側に配置し、フレームに縦格子を設けることで目隠しとしております。合わせて駐輪場の庇は低く、薄く目立たないようにオリジナルで設置することで、モダンな外観を損なわないようにしました。